第38回_価値ある商品と価値ある人、どちらから買うの?

今回は「価値ある商品と価値ある人、どちらから買うの?」についてお話していきます。商品はあれば売れると思っていませんか?それは昔の話です。いまは、価値が無いと売れません。安かろう=こんなものか、と思われたりします。この考え方が飲食店に致命傷を負わせることになりますのでそれについてお話していきます。

【結論】

価値ある商品と価値ある人では価値ある人から買います。ビジネスを行う上で最終的に決めてとなるのは人です。人に価値を生み出す事が大切であり、価値ある人になればたとえ単価が高くても買って頂けるのです。価値ある人になりましょう。

【価値ある商品とは?】

価値ある商品とそうで無い商品と分かれて販売されています。物販のように既に出来ている物を売るのであれば付加価値を加えるしかありませんが、飲食店の場合はどうでしょうか?商品価値を上げているのに売れないなどありませんか?大手飲食チェーンでは薄利多売になっています。統一し原価を下げて販売していますので薄利多売でも経営が成り立ちます。しかし中小が大手外食チェーンと同様の事をしたらどうでしょうか?価格競争に巻き込まれ、商品価値を下げざる得ません。そうなっては経営が成り立たなくなり廃業になります。

商品に価値を加える事はほとんどの外食が行っていますが、自分のお店で判断してはいけません。お客様や第三者が見て価値があると言って頂けないといけませんし、決して価格を下げることなどしてはいけません。大手と同じ戦略では潰れてしまいます。

【人に価値を持たせる】

商品が良くても人に価値が無ければお客様は来てくれません。以前私が一見さんの話をしました。人に価値を持たせれば、その人に対してお客様はほれ込みまた来て頂けます。例えば歌手など歌もいいですが、その歌っている人に惚れるすなわちファンになる事でまた聞きたいと思ったりします。これは人に価値を持たせた典型例です。

今飲食店で生き残るには「人に価値を持たせることが重要です」その重要性に気がついていない経営者が多数おられます。こちらも例えをあげるとお叱りです。人に価値が無くなるからお叱りが増加し、お客様が離れてしまいます。

【価値を持たせるには】

飲食店の価値を持たせるには従業員教育は勿論、経営者や店長がお客様とのコミュニケーションをとる事が重要です。常連だけでなく、一見さんでもです。この繰り返しにより人に価値を持たせられるのです。また、従業員や店長にも価値を持たせるには外部の教育が必須になります。笑顔であったり、お客様との話し方であったり、挨拶の仕方であったり、教育を無くして経営し続ける事は現状維持のままになり、お客様は衰退します。

価値を持たせる事により商品の価値と合わさってまた行きたいと思う気持ちが強くなります。商品は食べる前に写真などで見ますが、見て期待してお店に来てみて、期待外れになるのは大体商品だけではありません。接客態度や雰囲気なのです。これが価値なのです。人の価値を甘く見てはいけません。

【経営者の判断】

経営者はお客様に人としての価値を与えるために何をしますか?コロナ禍だからと何もしませんか?店舗段階の教育で間に合っていますか?人の価値、商品の価値を上げるために活動していますか?多くの飲食店が見過ごしている事です。一生懸命に教育をしていても成果に繋がらない、時間が無く教育が出来ていない事はチャンスロスを発生させています。

経営者は数値を見て経営判断をされていますが、お店は人が運営しています。人を育てないとお店に価値が下がり、お客様はきて頂けなくなります。人の教育にお金をかける事も投資です。投資をせず、経費削減ばかりに目が行く経営者がいますが、周りの従業員が働いていて楽しくありません。経営者によっては、教育を現場の長に任せきりで、全く確認しない方もいます。経営者が実態を把握し、現状否定から教育に着手する事が重要です。現場と経営者との間で温度差が出るのは完全なコミュニケーション不足からきています。

経営者は時として嫌われる勇気も必要です。社内でコロナ過を乗り切る時に嫌われることと嫌われる勇気を持つ事では全く異なります。全員を引っ張っていく事が経営者には求められます。怒りや感情に任せて全社員の前で怒り口調で話をしたらどうでしょうか?不信感が増すばかりです。嫌われるになるのではなく、嫌われる勇気を持つことが大事です。

【店長や従業員とのコミュニケーション】

経営者は自ら現場に赴きコミュニケーションを図る事が大切です。今のコロナ禍であるからこそです。不安を抱えている従業員や店長、社員が沢山います。そのような方々の不安を少しでも解消する事が必要です。特に大手チェーン店だと現場はエリアマネジャーや地区担当者に任せきりになっていますが、エリアマネジャーや地区担当者自体が疲弊しています。Zoomで会話するだけでなく、時としてリアルに向き合って話す事も大切です。

しかし、従業員側から見て本音で話せない会社や経営者の方もいます。完全に不信感を抱いてる証拠です。このような経営者はいかがでしょうか?他の方々からすればそのような会社で働きたいとは思いません。正社員が経営者から疑われているのですから当たり前ですよね。だからこそ、経営者に対し本音で語れる雰囲気が必要なのです。愚痴を言う場ではありませんが、正しい考えを言えない環境は会社を滅ぼしてしまいます。

現に退職者が急増している会社は未来に希望が持てないから辞めてしまいます。従業員を甘やかす事ではありませんが、経営者の志をきちんと伝えないと大量退職に繋がります。ごく一部ついていけなくて退職される方はいますが、大量に辞める場合は完全に経営者に問題があります。

【価値ある人が未来を作る】

コロナ収束後、価値ある人がいる店が生き残ります。価値ある商品だけでは生き残れません。価値ある商品はある意味当たり前の前提です。飲食店によっては価値が無い商品を自慢して販売している所があります。先ほども触れましたが第三者が評価して価値ある商品でないといけません。自己満足で「これならいける!販売しよう」は第三者の意見を聞かずに世に送り出すため価値が無いものが出る事になります。

価値ある人をいかに作り上げるかがコロナ収束後の課題であり、生き残るための差別化する武器であります。人を大切にせず、どんどん離れてしまった経営者は自分に原因があると感じて大いに反省するべきです。価値をもたらすのは人です。その人にまた会いたいと感じ、また行こうとなるのです。商品ばかりに目が行き、人に価値を生み出さない企業はいずれ衰退します。人から物を買う以上、商品価値を高める事は大前提です。最終的に買うのか?買わないのか?を決める決め手は人になります。未来を作り上げていくのは人になります。

【まとめ】

人に価値を持たせることが飲食店が生き残るために必須です。商品価値ばかりに目が行きがちですが、それは間違いです。人により、いくら良い商品でも売れないのです。その人が嫌いだからです。人に価値を持たせていく事でビジネスを成功させて下さい。

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