第33回_サラリーマンの悩みと経営者の悩みの違い
サラリーマンを経験してから経営者になられた方が多いのではありませんか?今回はサラリーマンと経営者では悩みの質が異なります。今回はそのような悩みでも、マインドについてお話していきます。
【結論】
消費者マインドと経営者マインドは異なります。サラリーマンや個人は消費者マインド、経営者は投資の考え方です。経営者の考え方で物事を見ていく事でマインドの変化が表れてきます。
【サラリーマンのマインド】
私ももともとはサラリーマンでした。サラリーマン=個人として生きていれば、消費する際にお金の金額で判断して物を購入します。例えば50万円と聞いただけで「高い」と思われるはずです。個人として考えれば50万円は大金です。高い!と思うはずです。わたしもそう思います。これがすなわち消費者マインドとなります。消費者の考え方が強いのはサラリーマン時代であります。
【経営者のマインド】
一方経営者マインドは同じ50万と聞いても考え方が異なります。50万円を投資して1000万円にする、3000万円にする。などと投資の考え方になります。金額で判断するのはありますが、金額だけでなく回収する事で投資しても十分価値があると判断できるようにしていきます。経営者とサラリーマンでの価値観の違いから会社内でずれが生じてしまいます。
【サラリーマンの悩み】
サラリーマンはよく会社から「自己啓発をしなさい」「本を読んで学んだら」などと言われたりします。確かに自己啓発は大事です。ここでサラリーマンは消費者マインドが働きます。本にばかりお金をかけられない、自己啓発にばかり時間をかけられない。と否定せざる得ない事に自分のマインドを変えてしまいます。また、周りの環境からもお金の使い方にシビアにならざる得ない事も多々発生します。
そのような状況の中自己啓発に励み精進しています。その姿を見ているご家族などはきっと応援してくれますし、自分のものとなって跳ね返ってきます。
【経営者の悩み】
では、経営者はどうなのか?サラリーマンから見たら経営者は金ばかり使って!と思われている方もいるかもしれませんね。先ほども言いましたように、マインドが異なります。経営者には消費者マインドはありません。投資するマインドのみです。投資して回収する考えが経営者の思考です。
ですが、時として資金繰りに奔走し何とかしなければならない時が発生します。しかし、経営者のマインドとサラリーマンのマインドに違いがあるため、経営者の奔走に理解してもらえず、非難や否定ばかりが先行します。経営者の悩みは人になります。
【マインドを強くする】
経営者になったらマインドを強くしなければなりません。消費者マインドは経営者マインドになっていないことにより発生しています。経営者であればこのマインドから脱却し経営者マインドに変化していく事が必要です。経営に欠かせないのは何度も言いますが「投資」です。投資して回収する事が経営者マインドになった際の使い道です。
【わたしの場合】
私の場合の投資例をあげさせて頂きます。1つめHP作成、自分でHPを作ろうと思った事があり、実際にwordpressにて挑戦してみました。(この挑戦がこのブログになっています)しかし、難しく分からない事が大多数。そこで、ここに何百時間も使うわけにいかないと思い、HP制作会社に依頼して作成して頂き、その分自分は集客活動に繋がる事に集中して行いました。2つめメンターとの出会いです。我流無手勝流では一向に前に進みません。はじめての起業であればなおさら。メンターをつける事は家庭教師と同じで今以上に成長させるため、家庭教師や塾に行かせたりすると思います。それと同じでそばで教えを受け前に進むためにメンターに出会いました。
この2つはわたしにとっての「投資」であります。サラリーマン時代と違い時間を無駄に出来ない感覚になり、行動を起こすためには自分で全てやるのではなく、他の力を借りて仕事を進めていく事も投資であることから、消費者マインドとは大きく異なります。
【まとめ】
サラリーマン時代の消費者マインドが脱却する事で経営者マインドに近づける話をしました。投資の意味を理解していく事がサラリーマンに必要なのだと考えさせられます。