第7回_フードビジネスサポートコンサルタント_5_想い出②

今回も想い出について解説していきます。My's Life Japanでは定期的に情報発信をしていきます。ぜひ最後まで読んでください。

【結論】

コロナ過で時代は変わったことに気が付き変化する事が生き残るために大切な事であると気づかされます。

【焼き鳥屋時代の想い出】

かつて焼き鳥屋で修行しました。都内と千葉県に数店舗ある会社です。鳥料理をメインとしている会社です。工場があり、2階、3階が寮になっています。そこに住みながら働くわけです。

入社して2か月は下の工場で串さし、鳥のばらし方など基本的な事を学びます。初めての事ばかりでしたが、焼き鳥の基礎を学んだおかげで、経営に関するノウハウをここから学ぶ事になります。

【店舗配属】

店舗に配属になり、ここで学ぶ事は「お客様の接客」「仕込みのタイミング」「調理方法」「商品陳列」「宴会準備」です。

自分たちが工場で仕込みをしたものが、自社のトラックで配送される。この流れを見てなぜ、この流れなのか?に疑問を持ちました。そこで、なぜ自分の所で仕込みをして、自分の所で配送するのか聞いてみたところ、答えは「原価が安くなるから」でした。

当時「原価」の意味を深く知りませんでしたが、儲かるよと言われた言葉の方がよく覚えています。

一方で、お客様からお金を頂戴するために、接客の重要性を学びます。はじめて来店されたお客様、常連のお客様で接客態度を変える店舗が多く見受けられます。具体的には、常連とばかり話して、はじめてのお客様とは一言も話さない。このことです。

この場面を見てから、お客様や店の前を通った人に対しても笑顔で挨拶をするようにしていきました。笑顔に関してこの時から鍛えられてきたのです。

【はじめてのお客様がお怒りに!】

この行為、わたしはこの当時目の前で見て、はじめてのお客様がお叱りになって帰ったのを見ています。その場で直接言いませんがあとから「この店ははじめての客に対し接客態度がなっていない、常連とばかり話して、無視されたようだ!」と。

よくやりがちな行為ですが、これはNGです。

常連になりたいな、どんな店だろうと思って来られています。しかし、常連とばかり話してしまっては、新規リピーターになって下さるはずだったお客様に対し不快な思いをさせてしまったことで、もう二度と来店されなくなります。

今のコロナ過では、最も重視しておかないと、コロナが収束したあと、お客様が減少する要因を作ることになります。

【キャッシュフロー】

当時は、カード決済が進んでおらず、現金商売でした。当日の現金は全て当日中に社長の自宅に運ばれます。現金で入り、会社の支払いは翌月以降になっています。

営業キャッシュフローが大半をしめ、投資キャッシュフローはほぼありません。財務キャッシュフローは仕入先との関係で株を持っていたと思われますので、そちらとの株取引での流れはあったのかと思います。

【投資をしていれば】

当時から投資をしていた会社であれば、成長軌道に乗って会社規模も大きくなっていたと思われます。小さいながら自社工場を持ち、配送も自社で行っていた会社です。店舗拡大もなく、設備投資も行っていない会社でした。

【チェーン理論の導入をするべきだった】

チェーン理論のマーチャンダイジングに沿っていますのでもったいない気がしました。当時は大手の居酒屋チェーンがあまりなかった時代です。成長軌道に間違いなく乗ることが出来たと思います。駅近くに出店しているのが多く、賃借料の事を考えれば固定費がかかりますが、設備投資して郊外型の店舗として出店することで違った方向性になったのではないかと思います。

【まとめ】

時代の中で様々な場面をみて、そこから学ぶ事をしていく事で必ず役に立つことが出てきます。ただ単に働いて一日が終わるのではなく、経営者としての目線で見たとき、自分が今後経営者になるため何を学ぶのか?として考えて行けば進め方も変わってきます。

My's Life Japan 株式会社では、共に課題解決に向け歩んでいくスタイルでコンサルをしてまいります。

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