第6回_フードビジネスサポートコンサルタント_4_想い出①

本日のテーマ「想い出」について解説していきます。お寿司屋での想い出についてです。最後まで読んでください。My’s Life Japanでは定期的に発信してまいります。

【結論】

お寿司屋想い出は心の中に生き続けます。人それぞれ大切にしてください。相手への思いやりも含め大切です。

【お寿司屋の昔話】

わたしが、寿司屋で修行していた時代の話です。

わたしは以前昔気質の江戸前寿司職人のお店にて修行をしていたことがあります。そこでは、親父さん、女将さん、お手伝いの方で営業されていました。そこに私が加わったわけです。

【修行開始】

始めて踏み込んだ世界でした。訳も分からず言われた事をやるのみ。素直さだけは取柄でしたので、素直に愚直に行っていました。

【はじめての活け作り、恐怖が襲う】

そのお寿司屋では水槽があり、生きた魚を泳がせていました。お客様から注文が入ると水槽から網ですくい取り調理します。わたしは始め親父さんが調理しているのを見て覚えていましたが、ある日親父さんから「やってみなさい」と言われて始めて活け作りに挑戦することになります。

魚を捕まえまな板にのせ、魚の目をタオルで隠し、暴れるのを抑えます。そして内臓を傷つけないように包丁を動かして調理します。始めて挑戦した時は、内臓に傷つけてしまいましたが、何度か挑戦するうちに内臓を傷つけずに調理が出来るようになりました。

調理後、魚が口をパクパクさせているのを見て、可哀そうな気持ちと何とか出来た!の達成感が生まれました。

【一日中やっていたこと】

当時一日中やるように指示されていたことがありました。さらしで作られた舎利の模型をずっと握り、江戸前握りの勉強をさせて頂きました。当時この事を教えて頂いた事で普通にお寿司が握れるようになりました。

細巻、太巻きなど巻物は1週間で習得しました。当時のにぎり訓練があったから今でもお寿司は握る事が出来ます。

【当時の学び】

当時は、寿司に関する本をよく読んでいました。桶にお寿司を盛る際、綺麗に見せるには?今のはやりは何なのか?年齢層に応じた、価格帯はいくらなのか?など、女将さんと一緒に勉強して盛り上げよう!と志を高くしていたのを覚えています。

【出前があたりまえの時代

今では、ウーバーイーツ、出前館など当たり前ですが、その当時出前が当たり前の時代でした。当時はスーパーカブで出前し、大雨だろうが、雪が降ろうが出前をお願いされたらお届けするのがあたり前です。

商売で行っている以上、どんなことがあってもお届けします。さすがに多い数になった時は女将さんが車で運んでおりました。

麺類を扱っていない商売ですので、のびるような事はありませんが、あまりに時間がかかると舎利が固くなって美味しさを失います。速やかに、安全にお届けするのが鉄則です。

【食事、団らん出来る、あたたかさ】

みんなで食事をすることが日課でした。お昼ご飯・晩御飯を食べるわけですが、その時の宴会料理によっては、材料があまりご飯のおかずとして食べていいよ!と言われて食べさせていただいたことが何度もありました。

普段なら食べられない高級食材を当時食べる事が出来たことは自分の体験として今も生きています。たいていの高級食材は食べたと思います。

高級食材を食べる事よりも、親父さん、女将さん、お手伝いさんと4人で食事をすることが自分はとても楽しかったです。

【親父さん、女将さん】

親父さんは、昔気質な方です。心優しい面もありますが、職人ですので、納得いかない時はお怒りになります。何度かお客様に対しても怒っていることを見かけました。

対照的に女将さんは、誰にでも優しく、誰にでも話しかけ、愛されキャラです。

親父さんは毎朝早くに仕入に行き、夜は21時頃帰ります。対象に女将さんは9時くらいにお店に来て準備し、閉店までおられます。

親父さんは多方面に顔が広い方で、当時、県の「すし商生活衛生同業組合」理事長をされていました。その関係でわたしも、県の集まりがあると一緒に泊りがけで連れて行って頂きました。可愛がられていました。

【わがままを聴いていただいた】

わたしは、当時オートバイ250ccを乗っていました。それは、近くの喫茶店のお兄さんがバイクを乗っていて、バイクの良さを教えて頂いたためです。

免許をもっていなかったので、親父さん、女将さんは快く承諾してくださいました。とても感謝しています。また、深い愛情で包まれていたのだと思います。

こんなわがままを聴いて下さった、親父さん・おかみさんに感謝します。

【今はもうないお店】

その当時いたお寿司屋さんは残念ながら今はありません。でも当時の想い出は今も心の中に生き続けていますし、当時の事が無かったら今の自分はありません。大切な経験を早いうちにすることが出来たのは感謝しております。

【まとめ】

想い出は人それぞれあります。胸に秘めることもありますが、思いっきり出す事も必要な時もあります。想い出は大切にしましょう。

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