第35回_未来を見続けた行動と夢を持って生きる。社長の考え方で会社の未来が決まる。
今回は「未来を見続けた行動と夢を持って生きる」についてお話していきます。未来というと大きなイメージであり、先が分からないイメージがあると思います。誰でも未来を分からない状態で生き抜いています。そんな中夢を持って生きる事の大切さをお話してまいります。
【結論】
ビジネスでは未来を見る事を戦略や経営戦略、中長期戦略と言ったりします。ビジネスを展開するうえで重要であり、特に従業員を抱えている経営者の皆様は夢を語り、社員と共有し、一体となっていく事が未来を見続けた行動と夢を持って生きる事に繋がります。
【ビジネスにおける経営戦略とは】
会社の未来を決定する方針です。会社の方向性をトップマネジメントを行う経営者の方々が会社の未来を見据えて方向性を決めていきます。本来どの企業でも行われる事であります。企業により「経営方針発表会」など銘打って行われる事が見受けられます。これはトップの思想哲学を全社員が共有する事で一枚岩になるためであり、会社を強固なものにするために行われます。
トップが決めた事を実行する事がサラリーマンの宿命であり、実行部隊がいる事に対し、トップは感謝をしつつ売上・利益を伸ばす事を行っていくための大前提が「経営戦略」となります。企業には様々なかかわりのある方々が多く、取引先と言われますが利害関係者が多数存在し、お互いに共存共栄である事を理解しながら経営戦略を考えて行きます。
【中小やひとり社長はどうなるのか】
中小企業でもきちんと経営戦略をたて、経営方針を打ち出している経営者の方々もおられます。中小になると朝礼を通じて「社訓・社是・経営理念」と言った事を話しする事が多いかと思います。 「社訓・社是・経営理念」 は永続的に語り継ぐものでありますので、経営戦略などとは異なります。会社を経営するうえでの根本となる根の部分でありますので、本来は経営戦略から経営方針を策定する必要が出てきます。
一方ひとり起業では社長がひとりの会社となりますので、全てがトップの意思決定で進めていきます。中小企業や大企業と比べ、意思決定スピードが格段に速いのがひとり起業のメリットであり、気軽さでもあります。しかし、社員がいませんので、自分に対し常に律していないとだらけてしまう部分もある事に注意が必要です。
【夢・ビジョンを語る】
経営者は経営方針発表会にて会社の夢・ビジョンを語り、社員のモチベーションを向上させ、会社の未来に対しワクワク感を持ち前に進むようにします。夢・ビジョンを語らない経営者が見受けられます。特に中小企業です。コロナ禍であれば尚の事、夢・ビジョンを語る事で社員も未来を見て前に進めます。コロナ禍になり、夢を持てなくなる社員が増えています。そのような夢を持てなくなる不安を与えているのは誰でしょうか?これはひとえにトップ、社長であります。社長が自らの言葉で語りかける事が大事です。今はコロナ禍でオンラインで行う事も多いと思いますが、時としてシャイ長自ら現場を回り語る事も大切です。
ひとり起業、ひとり社長の場合は夢・ビジョンに向けまっしぐらです。それは会社を成長発展させることにです。そのために全て経営者が通る道をひとり経営者も通り今に至ります。具体的数値で「〇千万にしたい、〇億円にしたい」などあると思いますが全ての方に共通するのが「集客の大変さ」です。大変さはあるものの、夢・ビジョンを持ち続ける事で、ひとり社長、ひとり起業であっても志高く前を向いて歩いていけます。
【トップへの信頼関係】
トップすなわち社長への信頼関係が大事ですが崩れる時もあります。それは社員が辞める時です。社長は辞める時は理由の本質を確認していません。部下である総務部長からの報告を聞いて終わる事が大半です。しかし、これが大変な事になる時もあります。辞めた方が連鎖的に辞めていく事に繋がります。経営者からすれば、あくまで一従業員にしかすぎません。部次長であっても同様です。しかし、逆の立場である部次長やそれ以下の方々からすれば、社長は絶対的な方です。社長は全ての経営判断をしなければなりませんから、時に厳しい事も判断しなくてはなりません。だからこそ部下に対して慎重になる必要があります。
余りにも自分の意見を通してしまうと反感を買います。ただし大企業になればなるほど物申す事が許されず、結果退職してしまいます。退職者が多い企業はトップとの信頼関係に亀裂が入り、信頼を無くして辞められていく事に気が付かないといけません。ワンマン経営と傲慢経営は異なります。
【夢・ビジョンを】
ビジネスの世界で夢・ビジョンが大切である事をお話してきました。個人でもそうです。個人で夢・ビジョンを持つからこそ、何をするべきか、何が必要なのかが明確になります。そして夢・ビジョンをかなえるために必要なのがお金です。理屈抜きでお金は必要です。ビジネスの世界でもそうですし、個人の世界で同じです。そのために働き働いた対価として賃金を得られるのです。
個人でも夢・ビジョンを持つことが、結果として会社の夢・ビジョンを持つことに繋がります。何年後の未来に何をしたいのか?そのために今から何をしたいのか?今のままでよいのか?など自問自答する必要があります。日本は少子高齢化社会に向かっていき、益々生活環境は厳しいものになります。だからこそ、今のうちから夢・ビジョンを持つことにより、何をしたいのか?本当にこれでよいのか?を自問自答してください。
夢・ビジョンを持つことを心に決めれば、やる事も決まってきます。ビジネスであれば何をするべきなのかが分かってくると思います。投資は全てにあてはまります。会社経営・個人の目標、会社と個人と異なりますが、夢・ビジョンを持つことは一緒です。あとはどう行動するかです。投資をして回収する。最近「FIRE(ファイア)(経済的自由)」が流行っています。このファイアをするにしても先立つものはお金です。思考を変えない限り未来は開けません。
【経済的自由と孤独】
ファイア(経済的自由)を達成した方がこの世の中にはおられます。経済的自由ですね。しかし、経済的自由を得られると自由が生まれます。サラリーマンからいきなり経済的自由得て、自由な時間を手に入れると始めのうちは「いいな」と思いながら過ごす事になるでしょう。しかし、そのあと自由な時間を手にしたがゆえの悩みが出ます。孤独です。他の方々と接する機会が一気になくなります。サラリーマンからいきなりですから仕方がありません。
経済的自由を手に入れたい背景のもう一つとして老後の不安もあります。それを早い段階で解消し、経済的自由を手に入れたいと考える方が多くなったのです。経済的自由を手にするにはサラリーマンでは難しいです。投資家や経営者になる必要があります。先日blackblocについて学ぶ機会がありました。金融危機に対しても相場が大きくずれないのが特徴であります。経済的自由を手にするために、投資家や経営者を目指す事になります。また、ファイアしてもその後、働く方がいるのも事実です。何もなく、自由な時間を手に入れる事で今までの生活スタイルを変えたくない方が経営者として活躍されています。
【まとめ】
経営者は夢・ビジョンを持つ。そして、社員たちに語る事が大切です。社長の考えを共有しそれに向かう会社は強いです。個人の夢・ビジョンを持つことが出来るようにするのも経営トップである社長の責務であると考えます。だからこそ未来の見えない経営、賃金カットする経営では、個人としても夢・ビジョンを持つことが出来なくなり、結果退職してしまいます。その事にトップマネジメントを行う方々は肌で感じる必要があります。