第23回_お盆の季節です。初盆を迎えて心の心境は?

皆様おはようございます。明日からお盆を迎えます。そもそもお盆とは?と考える方もいらっしゃるのではないかと思います。今年はコロナ禍で様々な事がありました。大切な方を亡くされた方々に対し心よりお悔やみ申し上げます。今回はお盆について考えてみるのによいかと思いますので、お盆について解説していきます。

【お盆とは】

お盆とは、大切なご先祖様、大切なご遺族があの世から戻ってこられる期間と言われています。そのため全国的に人が里帰りし、お墓参りをする習慣があります。期間は8月の場合8月13日~16日の4日間が一般的と言われています。亡き人を偲ぶ事がお盆の期間に行うことなります。この4日間ではお迎えするためにやるべきことが沢山あります。

お迎えの準備として、精霊棚(しょうりょうだな)と呼ばれる棚を準備します。こちらは仏具店に売っていますので購入します。精霊棚以外に、初盆用(はつぼん)白提灯が必要と言われています。こちらはご先祖様や大切なご家族が帰ってくる目印にするために飾る習わしです。初盆のご家庭が対象になります。つるす場所は門前や玄関などですが、一軒家でない賃貸などでは、ベランダや仏壇近くにつるす方もいるようです。お盆に関しては地域により若干異なるようですので地域性も確認するとよいかと思います。ご先祖様や大切な方に安心して戻って来て頂けるようにするのが我々のやるべきことになります。

【お盆の飾りつけ】

飾りつけには精霊棚、初盆用白提灯、回転霊前灯、霊前灯、回転行灯、丸供物台、まこも、ほうろく皿、仏膳、盆花、きゅうりとなすびなどがあります。あの世から帰って来ていただいて安心して安らげるようにしてあげるためにも、飾りつけは重要です。対で用意するものが多くあり、左右対称に飾りつけを行います。精霊棚の左右に配置します。明かりを灯す事で安心感を与えられるようにします。

13日の夕方くらいにほうろく皿におがらを用意し火をともします。これはご先祖様や大切な方に対し、「ここにいますので迷わず帰って来てください。」との合図になるそうです。既にここまで準備されている方はお迎えする事になります。

【お迎えしてから】

お迎えした翌日以降にお墓参りなど行います。お墓が無い方はお寺やご自宅などで法要を行う事になります。法要も家族の事情により複数人で行う事もあれば、1人で行う事もあるかと思います。本来はご自宅にお坊さんをお呼びし法要をして頂きます。現在コロナ禍という事もあり、中々他の方をお呼びして行う事がされず、1人や少数の親族のみで行うケースが増えています。

また、コロナ禍により1人で行う際、全ての準備を1人で行う事になりますが、親族など呼ばなくてもよいことなるため、気軽に済ませるケースもあるようです。今回わたしの場合も1人きりで行う事になります。

【お盆行事の流れ】

13日、迎え火、午前中に盆棚を準備し飾りつけを行います。ご本尊様、お位牌を仏壇から取り出し、精霊棚に据え置きます。そのあと仏壇の清掃やお墓の清掃など行います。夕方に用意したほうろく皿におがらを準備して迎え火を行います。

14日~15日、お墓参りと法要、お供えを行います。毎日お仏前に仏膳を用意します。14日か15日にお寺の僧侶を招き、法要を営みます。法要後、お墓に移動しお墓参りを行います。法要後会食を行いますが、今のコロナ禍で自粛している方もいらっしゃいます。

16日、門前や玄関先などで送り火を行います。その際、白提灯を一緒に燃やす地域もあるようです。くれぐれも火事に注意して送り火を灯すようにし、心から手を合わせお見送りしてください。

【服装など】

施主は喪服で行います。親族や知人が来られた際にお迎えする立場になります。ただし夏場に行う事になりますので厳粛な法要だとしても熱中症になってはいけません。暑さ対策を考え、上着を脱ぐ水分補給をするなどします。場合により平服で可の所もあるようですのでその際は合わせるようにします。派手なアクセサリーなどは慎むようにして法要に出席します。

【まとめ】

今回はお盆について考えて頂きました。今年初盆の方(わたし佐々木良樹もそうです)、3回忌以降の方などいらっしゃると思います。大事な方が戻って来られる期間であります。心よりお迎えし、ご先祖様や大切な方に向き合い、笑顔でお迎え頂いて頂ければと思います。

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